FC2ブログ



スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

市川春子 『25時のバカンス』 の感想 

 日下兄妹を読んでからすっかりはまっちまいまして、えぇ
作品集で切なく儚い物語を見せてくれたわけですが、今回の『25時のバカンス』も市川春子ワールドが全開
読んでいると陰と光の曖昧でもあり白黒ハッキリでもある演出と、登場人物たちの実に活き活きとし、テンポの良い会話に引き込まれます
登場人物の会話は本当に自分がそこにいるかのように発音と言葉の流れを連想させてくれます
とまぁ、このへんは前回書いた市川春子 『虫と歌 市川春子作品集』 の感想と同じこと書いてます

 ここからが今回読んで気づいたんですが、作中の静と動の緩急、セリフと光の演出と間による心理描写がとても面白い、作中に細かく繊細な演出が凝らされているように感じます
またこの方の描く女性はどことなく…変な言い方をすれば爽やかなエロさを感じます、グラビアに乗るような女性のエロさではなく華奢で線の細い女性のエロさといいますか…

 今回の話は研究室の副室長である姉と世界中を飛び生物を撮影して周っている弟が再会奇妙な共同生活を始める
物語の始めはオシャレに疎かった姉が、弟との再会を機に女性らしくなって行き
成長した弟と姉から女になった姉との不思議な心の距離感が描かれている

 この変化がさりげなく、またしっかりと丁寧な描写で、不器用だけど自分なりに自分を表現しようと模索しているようなところがとても良いです
いわゆる萌えマンガとは違った可愛らしさやセクシーさがさり気なく散りばめられています
作品の随所にみられる市川春子ならではの感性が光っているように思います

なんだか最近新しいものを読みたいという方に勧めたい
癖の強いものだがなにか心を動かされるものを感じるかもしれない 

10月号の後編でどういった結末になるのか期待です
スポンサーサイト
[ 2010/08/08 00:55 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://jibunhoukokusyo.blog106.fc2.com/tb.php/245-53101ef3









上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。